phpMyAdminでの簡単データベースバックアップ方法
こんにちは、@peter0906です。
先日、レンタルサーバーのファーストサーバ(FirstServer)で大規模な障害が起きてしまい、データが消失するという当事者にとっては笑えない事件がありました。
ネットショップを運営されている読者の方は大丈夫でしょうか?
被害がなければいいのですが・・・。
今回の事件でバックアップを取っていたとしても、別々の場所(例:サーバ上と自分のパソコン)に同じファイルを保存しておかないと痛い目を見ることがわかりました。100%大丈夫というのはまずありえないことも今回明らかになったことです。
この記事ではネットショップを運営する上で一番キモの部分とも言えるデータベースのデータのバックアップについての解説をいたします。
phpMyAdminというデータベースを管理するサービスがあります。
今回はphpMyAdminでのバックアップ方法を説明します。
システムを担当している方に一度phpMyAdminを使っていないか確認してみてください。
phpMyAdminでのバックアップ手順
1.システム担当者などからphpMyAdminへのログイン情報やアドレス(URL)を聞き出す。
2.phpMyAdminにログインする。
3.エクスポートする。
4.管理する。
1と2はアドレスやログイン情報さえわかればできることなので、詳細は割愛いたします。
phpMyAdminからデータをエクスポートする手順
phpMyAdminにログインすると以下の様な画面になっていると思います。
レンタルサーバーの会社やphpMyAdminのバージョンなどによって、微妙に画面は変わりますが、大体は以下の様なイメージになっているはずです。
右上のエクスポートのボタンをクリックします。
すると以下の様な画面になります。
エクスポート欄のところで「SQL」にチェックが入っていることを確認します。
上の画面を下にスクロールすると下の画面になります。
「ファイルに保存する」にチェックを入れるようにしてください。
チェックを入れたら右下の「実行する」をクリックしてください。
すると、ファイルを保存しますか?の画面になりますので、自分のパソコンのどこかに保存してください。
バックアップを管理する方法
ファイルを保存できれば、バックアップは出来ています。
ただ、適当な場所に保存になってますよね?
それだと管理がしにくくなるので、バックアップしたファイルを保存しておく場所を決めましょう。また、バックアップ用のフォルダを作ってそこにファイルをまとめましょう。
それともう一つ大切なのは、バックアップしたファイル名を変更して、バックアップした日付を加えます。バックしたとしてもいつのものかわからないと意味が無いですよね。
バックアップフォルダの中にはバックアップしたファイルだけを保存するようにする。
そういうルールを徹底する。
ファイル名に日付を付けておくといつの状態かがわかります。
上の写真では「20120622_localhost.sql」という感じで日付を入れています。
これといった形式はありませんが、日付を付けておくのが無難だと思います。
バックアップを習慣にする!
いくら方法を説明したとしても実践しないと意味がありません。
バックアップという作業自体で何かを生み出すわけでもないので、非常に面倒だと思います。
しかし、今回のファーストサーバ(FirstServer)の件のようにデータが消失することもありえるのです。
1日の最後にバックアップを取る時間を決めて、これをしないと帰れないようにするなどして、漏れがないようにしておきたいですね。